2007年01月04日

HDRと通常撮影表現

昨年はHDRを応用していろいろと幅を広げてみました。
その一年を振り返って思うのは写真的表現とHDR再現のはざまです。

たとえば再掲もありますが下の写真は左が通常撮影で撮影したもの、右がHDRで撮影したものです。

blog_shinrin4.jpg       blog_shinrin_hdr1.jpg

左はHDR用の画像から一枚取り出したものではなく、撮影時に露出(つまり写真表現)を考えて撮り直したものです。またHDRの場合も成り行きではなく、画像作成段階で明暗を考えて8bit画像を切り出します。この二つの表現は自分で見直してもどちらもキープしたいものです。

ハイライトを飛ばしたり、シャドーをつぶしたりというのはダイナミックレンジの制約というよりも絵を立体的にしたり表現したいものを際立たせるために他を省略したりという写真表現ゆえですから、HDRのために通常表現がなくなるというわけではないと思います。

HDRは新しい領域に写真の可能性を広げましたが、逆にHDRを撮るようになってこうした古い表現を改めて考えるようになったということもありますので、なかなか写真も面白いものではあります。