2011年01月30日

空と宇宙展

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上野の国立科学博物館で展示中の上記特別展ですが、会期も終わりということで急ぎ見てきました。(2/6まで) ホームページはこちらです。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2010/sora-uchu/
かなり混んでいました。内容的には昨今のはやぶさブームで宇宙関係がメインかと思いきや、きちんと日本の国産航空史を踏まえたものでなかなか興味深いものでした(好きな人にとっては)。
以下カメラはCANON Powershot s95です。

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まず感動的だったのは戦前の日本航空史に名を残す「航研機」の展示があったことです。
これは長距離飛行の世界記録を目指したもので、実際に飛行して世界記録を樹立しています。資料は設計当時のものです。右は「研三」というこれも戦前の速度記録挑戦のための機体です。こちらはドイツのME-209に及んでいません。

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左は「神風号」で戦前の朝日新聞社が立川からロンドンへの長距離飛行に挑戦したものです。当時は立川が国際飛行場でした。右は世界一周した「ニッポン号」の飛行を記念して造られた世界一周ゲームです。
日本の開国というのはグローバル化の波に押されて行われたものですが、実際にその後もこうして日本の目というのはしっかりと世界を捉えていたわけです。これは実は日本が戦前にすでに貿易大国であったことと考え合わせると興味深いことです。

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左は最近偶然に見つかった戦時中の月光と銀河というすぐれた機体の設計図です。戦時中のそうした技術は終戦時に消失したと思われていましたが残っていたものもあるというわけです。右の古ぼけたジェットエンジンは初の国産ジェットエンジン「ネ20」で、終戦間際に開発されたジェット戦闘機「橘花」のものです。これ自体はドイツのユモの技術移管ですが、日本でも燃焼器の基礎研究は独自に行っていたため、8か月程度の短期間で完成できました。

ただ日本の戦前・戦中の技術の問題点はすぐれていた機体設計技術と、産業基盤の基礎力の未整備がアンバランスだった点です。そこが欧米とは大きく差がありました。たとえば零戦はまことに優秀な設計でしたが、そのエンジンのスパークプラグを日本では国産で作れませんでした。

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戦後日本の航空産業も活性化して、ユニークな期待も設計しています。
上は「飛鳥」という短距離離着陸(STOL)実験機の模型です(昭和60年ころ)。飛鳥は狭い日本の国土にあった短距離離着陸を目指してエンジンを主翼と融合させています。エンジンの排気はそのまま主翼に沿って流れるので、フラップを下すと排気も下に編流して、エンジンを動かさなくても下向きの推力が得られます。

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左は最近ご存知の方も多いかもしれませんが、三菱のMRJ(リージョンジェット)という中小型旅客機の模型です。これはYS-11以来の40年ぶりの国産旅客機となる予定です。(2012年完成予定)
右の二つはJAXAで研究中の超音速「低騒音」機の模型です。超音速機はコンコルド以来出ていませんが、これは主に超音速飛行時のソニックブームで地上に騒音被害が出るため、陸上上空を飛行ルートに設定できないためです。最近NASAも同様の研究をしていますが、衝撃波の最小化を狙ってまた再び超音速機の研究が各国でなされてきています。

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こちら左ははやぶさの実物大レプリカと右はイカロスのソーラーセイル(予備品)です。イカロスはクラークのSF小説のように太陽風を受けて飛ぶ「宇宙ヨット」です。
http://www.jaxa.jp/countdown/f17/overview/ikaros_j.html
話題性としては金星探査の「あかつき」の失敗の陰に隠れてしまった感はありますが、
こちらはイカロスの最新のニュースです。http://sankei.jp.msn.com/science/news/110127/scn11012710450013-n1.htm
イカロスのセールの中ほどの四角は太陽電池ですが、上の四角は液晶パネルです。液晶をどう使うかというと、液晶で反射率を加減することで姿勢を制御することができるということです。

下は「はやぶさ」のイオンエンジンの制御を記録した膨大な日誌です。今度「はやぶさ」が映画化されますが、スタッフと家族の物語になるようです。華々しい科学技術といえども、こうした地道な裏の力が必要ということですね。

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posted by ささき at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月11日

冬牡丹2011

冬は色彩感も少ないのですが、冬牡丹が色を添えてくれます。
今年の初撮りとしていつもの八幡宮で冬牡丹園にいってきました。

カメラ:EOS-1DsMkII, EF135/2.8 Soft, EF100/2.8L IS Macro

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雪が降ってくれるといいんですが、ここ数年そうした機会にはめぐり合いません。
良いのか、悪いのか。。
posted by ささき at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ 花こよみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする