2013年02月25日

「羅漢」 - DP3 Merrill

フォビオンセンサーを使用した高性能コンパクトカメラ、DP Merrillシリーズ待望のDP3 Merrillが発売されました。
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従来のDP1(28mm相当)とDP2(45mm相当)に対して、DP3 Merrillは75mm相当と中望遠レンズの領域のレンズ固定カメラであることが新鮮です。これはカメラ市場でもまれな例で他ではかつての二眼カメラ・テレローライがあったくらいです。これは中判カメラで35mm換算でやはり75mm相当でした。テレローライは主にスタジオ用途でポートレート撮影を行うためのカメラですので、スナップなど向きのコンパクトカメラで中望遠固定というのは前代未聞のユニークさです。

またDP3 Merrillのもう一つの特徴は新しいモノクロームモードです。通常のデジタルカメラの(ベイヤー)センサーではカラーフィルタによって透過した光だけを使うので光のロスを生じます。しかしフォビオンはカラーフィルターがないのですべての光を露光できます。フォビオンはローパスがないシャープさというのがよく特徴として言われますが、こうした特性もあるわけです。その特性を生かしてモノクロを生成するモードです(従来のモノクロモードはカラー画像の彩度をゼロにするだけでした)。

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これらのDP3 Merrillの特徴を生かすため、ひさびさに川越市に行って喜多院の五百羅漢を撮ってきました。全体は上画像のようなものです。
羅漢とは釈迦の弟子のことで、喜多院の五百羅漢は特に有名でさまざまな表情を見せてくれます。それをDP3 Merrillで表現してみました。写真はすべてSigma DP3 Merrillです。

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75mmは50mmに比べると望遠らしい遠近感の圧縮効果があるのでその辺を使うのもポイントだと思います。DP3 Merrillでは今回近接性能(マクロ)が強化され、そのためAFがやや遅くなっていますがフォーカスリミッタにより最適化できます。

また川越は小江戸と呼ばれ、古くからの商家である蔵つくりの街並みでも有名です。一般的なカラーでのDP3 Merrillの画質作例はこちらでどうぞ。

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ちなみにもうひとつ川越で有名なのはサツマイモです。よく焼き芋の売り文句で「栗(九里)より(四里)美味い十三里」といいますが、この十三里とは江戸から川越までの距離です。こうした語呂合わせは名前そのものを言わない江戸らしい粋な言い方ですね。

最後にDP3 Merrillの画質についてちょっと驚く例を挙げておきます。下は例によって買った直後に撮った国際フォーラムでの写真ですが、左の写真の左側中部分を100%(等倍)で切り出したものが右です。シャープネスはかけていません。(DPは緑被りしやすいのでカラー補正のみしています)

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等倍の右写真の椅子などをみてもこれがデジタルカメラの等倍画像とは思えないでしょう。普通のカメラなら縮小したような絵を等倍で可能にしているのです。こうしたずば抜けた描写性能をみせるDP3 Merrillを使いこなしていくというのは楽しみなことです。
ちなみに上の国際フォーラムの画像の絞りは開放(F2.8)です。最高のレンズと最高のセンサーのハーモニー、それがDP3 Merrillです。
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2013年02月11日

小田原流鏑馬2013

春はまだ先のような寒さが続きますが、一足早く小田原で梅祭りがおこなわれ、恒例の流鏑馬が行われました。今回も4名が女性射手というなかなか華やかなものでした。
撮った場所は一の的のあたりで、カメラはEOS-1D Mk3です。主にアップはEF70-200/2.8L IS、流し撮りは24-105/4L ISを使用しています。

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映画でも活躍された川崎射手、背後の梅が小田原らしいところです。馬は八竜(はちりゅう)

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昨年デビューしたばかりで光る吉田射手、馬は彗星

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ポスターの図案にも採用された黒髪なびく黄靖乃(こうやすの)射手、馬は和種の源太産衣(げんたうぶぎぬ)

今回は久々の流鏑馬撮影でしたが、まずそのスピードについていけません。流し撮りも少し大変でしたが、いくつか撮りました。トウショウボーイの血を引く最速馬・秀月のスピード感もなんとか撮れました。

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有本射手・秀月、阿部射手・八竜

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阿部射手・八竜、秋山射手・彗星

今回のトップはベテランの内藤射手でした。いつもはベテランの宮崎射手や内藤射手でいい写真が撮れるんですが、今回はあまり撮れなかったのもまだ慣れてないかもしれません。さて、今年も少しずつスピードに慣れていって頑張って撮っていきたいものです!
posted by ささき at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ 流鏑馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月02日

CP+ 2013

CP+ 2013行ってきました。
まずはいまのところすっかりメインのDPシリーズの新型DP3 Merrillです。これはDP1/2よりも鏡筒が長いのですが、マクロ機能のための繰り出しに使われているようですね。

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またモノクロモードが追加されますが、これはフォトショップでいうところのチャンネルミキサーを使ってモノクロ化するタイプのように思います。またフィルムっぽい粒状性の追加も可能です。

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レンズではアートシリーズのシルバーがなかなかいままでにない仕上がりですね。また"デジタル時代の標準レンズ" 30/1.4は光学系も刷新されるようです。左側にあるのはUSBドックでレンズの調整がPCから可能になるというものです。

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30/1.4については以前けっこう使っていて記事を書いてますので下記リンクをどうぞ。前はデジタル時代のクセ玉という感じでしたが今度は優等生になりそうん感じです。
http://blog17gray.seesaa.net/category/1045214-1.html

ハッセルのミラーレス"Lunar"もさわってきまたしがさすがに質感は素晴らしいもので、グリップのにぎり心地も良かったですね。ハッセルではグリップなどをカスタマイズして趣味性路線で売るよう。NEX7ベースにしては5000ユーロととんでもなく高いですが、ライカが一定の需要があるのでこちらもいけるということなんでしょう。

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ツァイスがフォトキナに出して話題だったDistagon 55/1.4はコシナブースにて出展です。フォトキナと同じデモ機のようですね。となりはアポゾナ135/2です。

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SONYのRX1は実際に持ってみるとフルサイズなのにそのコンパクトさには驚きます。APSのDPシリーズよりもさらに薄い感じですからね。カメラメーカーと家電メーカーとしてのSONYの良いところが本格的に融合したというところでしょうか。

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SONYではPlanar 50/1.4 ZA SSMも興味ありました。標準50mmで非球面二枚というのは普通ありえないですね。構成図のシェイドのところが非球面です。

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イロハのイである基本の標準レンズを本気で作るところはライカだけかと思ってましたが、このDistagon 55/1.4、P50/1.4 ZAとアポズミクロン50となかなか面白い展開になってきました。フィルム時代だとほとんど煮詰まっていた分野が、またデジタルの数千万画素時代になって盛り上がってくるというのも興味深いところですね。






posted by ささき at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする