本来は2/11に執り行われる予定でしたが、あいにくの雪のため2/13に順延して行われました。
当日は快晴でよい日和となりました。ただそのおかけで真逆光になってしまいましたので、マニュアル露出で対処しました。
流鏑馬は神事である前半と、そこで成績の良かった射手(いて)が競い合う後半の競射(きょうしゃ)に分かれます。前半は神事のためもあり花を添えて当たりやすく的を大きくします。これは的を外した射手が切腹してしまったという古事に因んでいるそうです。競射では小さな土器の的になり難易度が高くなります。
その5人だけ選抜される競射になんと今回は3人も女性射手が入りました。内藤射手の渋い古武士のような技もよいですが、やはり女性射手は凛としてかっこよいですね。まるで大河ドラマのワンカットを見ているようです。的を射る時の真摯なまなざしをぜひご覧ください。
カメラはEOS-1DsMkII, EF70-200/2.8, EF24-105/4 ISです。

パンフの表紙にもなっていた黄靖乃(こうやすの)射手。なびく黒髪がかっこよいです。



映画で女優さんの代役も務めた川崎千雪(かわさきちゆき)射手。馬上でも決まっていますね。




青い装束も凛々しい又吉あけ美(またよしあけみ)射手。



上の写真のように構図を決めてきちっとピンがくるように撮るのはなかなか大変です。なにしろ武田流の流鏑馬は速い。その中でも飛びぬけて速い馬、秀月をベテランの内藤眞(ないとうまこと)射手が乗りこなしたものを流し撮りしたものが下の写真です。この馬は速い。なにしろ逗子の流鏑馬の時に秀月の走るあまりの速さに、となりにいた米兵らしき外国人が"Oh Shit"と小さく舌打ちしたのがちょっとすごいと思いました(笑)


もうひとつ言うと、実のところ上の写真のようにきちっと撮れるのは射手の馬上の姿勢がぴったりと美しく決まっているからです。そもそも現代の馬は戦国時代の馬よりずっと速いそうで、そういう意味ではこれを乗りこなしてさらに矢を射る射手たちはまさに神業です。それを撮るのもまた面白いものです。
ささきさんはご無事でしょうか?
被害のないことをお祈りしてます。
わたしは大丈夫です。
ただ他は心配ですが。。