2006年01月08日

F1.0と昔話

EF50mm F1.0は唯一無二のレンズでもあり、EFマウントの象徴的なレンズでもあります。
EOS-1Ds MkIIとの組み合わせではかなり重くはなりますが、レンズが長くはないので持ったときのバランスはさほど悪くはありません。それよりはずっしりとたしかな感触を感じます。

ef50f10a.jpg

デジタルカメラにおいてはその高感度性能の高さの影で大口径レンズの位置は相対的に弱まったようにも見えます。とはいえさすがのEOSデジタルといえどもISO800を超えるとNeatImageを持ってしても完全にはクリーンになりませんし、なにより被写体が動く場合にはなるべく早いシャッター速度を必要とします。

この写真は本日の民家園の昔話の会の模様です。
このように暗い場合はシャッター速度が落ちてしまいます。語り部は身振り手振りをつけるために動きますのであまり遅いと被写体ブレがおきます。
この写真はEF50/1.0Lの開放F1.0でISO800で撮りました。これで1/125秒が稼げます。着物の緻密な質感はよく出ていると思います。

mukashihanashi1.jpg

またF1.0のように「超」がつく大口径レンズは特にそうですが近距離になると球面収差が増大して画質が落ちる傾向が強く出るようです。よく大口径レンズの開放がよくないといいますが、それは真実ではありますが最短付近で撮ってしまってはその傾向を助長させてしまっているといえます。
この写真は被写体に2.5mの距離ですが、F1.0でもこのくらいなら開放から問題ない画質を持っていると思います。F1.2くらいに絞ると先鋭さは増します。

EF50/1.0Lには1mのフォーカスリミッターがあります。これはAFがあまりに遅いからですが、普段はリミッターをかけておいてリミッターを外すくらいの距離になったら画質が落ちることを少し警戒して絞りを調整するなど注意すると良いのかもしれません。
posted by ささき at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ EF50mm F1.0L | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする